土壌改良

土壌改良

化学肥料が発達し収穫量や成長速度などが増加した一方で、堆肥といった有機物を餌にしていた土中の微生物が化学肥料の使用量増加により減少し、栄養不足の土壌となって行きます。鉄分やミネラルなどの栄養が不足した土壌では植物も栄養失調になってしまい、美味しい作物が育たない原因になります。また、肥料などが原因で発生した余剰窒素や余剰リンまたは硫化水素ガスなどが植物の根のはりを妨ぐことで成長を抑制させてしまいます。

これらの問題は鉄分やミネラルが多く含まれるリモナイトを添加することで、畑の土にミネラルを補給し、硫化水素といった土壌内の悪性ガスを吸着し障害物を取り除くことで根の成長を後押しし、土壌改良を促進します。

左側は硫化水素ガスの被害により黒く変色しています。

リモナイトを添加することで花や葉の発色が良くなり、大きく成長します。

参考文献

久保 幹.”日本の野菜は栄養不足って本当?痩せた土地を微生物で元気にする!”. TANQ 立命館大学理系スペシャルサイト. http://www.ritsumei.ac.jp/tanq/298303/ ,

メロン

メロンの苗床にリモナイトとリモナイトを配合したぼかしを散布し、糖度や重量などの測定を行いました。収穫1週間前ではリモナイト区の方が濃い緑色の葉っぱとなり、玉も大きく成長しました。糖度試験では1つのメロンから16ヶ所測定し平均値を算出しました。リモナイト区が13.7、リモナイト+リモナイトぼかし区が16.8、対照区が12.7となり、リモナイト+ぼかし区が一番糖度が多い結果となりました。これによりメロンの糖度が上がることが確認されました。

収穫1週間前
農業用土壌改良活性土リモニド 熊本・植木 メロン栽培試験報告を参考に作成
参考文献

日本リモナイト. 農業用土壌改良活性土リモニド 熊本・植木 メロン栽培試験報告. 2010,

イチゴ

顆粒を散布したリモナイトA区、顆粒とリモナイトセラミックを通過させ活性化した水を潅水したリモナイトB区、対照区で試験をしました。糖度、酸度ともにリモナイトB区が高く、重量の比較ではリモナイトB区が1粒当たりの重量が一番重くなり17.6gとなりました。対照区が12.1gとなり、差が5.6gあるためリモナイトにより大きく成長したことがわかります。

他の品種では、同じようにセラミックと顆粒を散布したリモナイト区、対照区でイチゴの糖度やビタミンなどを測定しました。ビタミンCやカルシウム、糖度など多くの分析でリモナイト区が高い結果となりました。

イチゴの分析結果
リモナイト土壌改良活性土 散布実験より引用
報告書 リモナイト土壌改良活性土「リモニド」を使用してのイチゴの栽培を参考に作成
参考文献

株式会社日本リモナイト. リモナイト土壌改良活性土 散布実験. 20??,

株式会社日本リモナイト. 報告書 リモナイト土壌改良活性土「リモニド」を使用してのイチゴの栽培. 20??,

ブドウ

リモナイトを配合したぼかしを根の周辺に散布したリモナイト区と対照区で糖度と酸度を測定しました。平均糖度では対照区が17.73、リモナイト区が18.76、平均酸度では対照区が4.46、リモナイト区が4.64となりました。どちらもリモナイト区が高くなっており、食味検査ではリモナイト区の味が濃いことから、食味の向上が期待できます。

リモナイト土壌改良用ぼかし 散布実験より引用

参考文献

株式会社日本リモナイト. リモナイト土壌改良用ぼかし 散布実験, 2004,

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